帰省で小田和湾ボート釣り

日 時

2005年08月中旬(7:30〜14:00)、晴

場 所

小田和湾、三浦半島佐島(神奈川県)

釣 果

マゴチ(22〜27cm)×2、キス(15〜20cm)×18、ヒイラギ(17cm)×2、イイダコ×1、ハゼ(チビ〜15cm)×たくさん、メゴチ(チビ2匹くらい)

釣行記

帰省中のボート釣り
 木こりとあぐりはお盆休みに千葉県の実家に里帰りしました。今回は広島から車で帰りました。車で長距離の里帰りは大変といえば大変ですが、荷物もお土産もたくさん積めるし実家でも車が使えるし、それに移動そのものがドライブとして結構楽しいし、悪くありません。荷室には釣り道具も積んで来ていて、久しぶりにボート釣りでもやろうかという魂胆です。西日本にはあんまり海の貸しボート釣りというのがなくて、ほとんどマイボートの世界。とても木こりには手が出ません。海ボート好きの木こりとしては、こんな機会でもないとボート釣りができません。

 今回は八景島か三浦半島でボート釣りをして、そのあとは横浜に泊まって、翌日は横浜でちょっと遊んでその足であぐりの実家に帰ろうという計画です。木こりの実家のある千葉県北西部を朝4:00に出発し、四つ木ICから首都高に入り、5:00すぎには朝焼け空の大黒PAに到着、朝食のそばを食べました。この分なら八景島でなく金田湾あたりまで行けそうだ、ということで金田湾の浜千鳥ボートさんに電話で様子を聞きました。少し風波はあるもののボートは出せるとのこと。早速、三浦半島の先端近く、東京湾側に開けた金田湾に向かって車を走らせます。

風裏に移動
 横浜横須賀道路を走っていくと、なんだかだんだん風が強くなってきます。いやな予感。途中、いつものエサ屋に寄ったもののお盆中でジャリメを切らしているということで、イソメ1パックだけ買って金田湾へ。コンビニで食料を買って6:30すぎに浜千鳥ボートのあたりに到着しました。海を見るとかなり波立っています。風は北風、東京湾側からまともに吹いてきます。これは揺れそうだ。「どうする?」船酔いする木こりは即座に「やめよう!」と宣言。「風裏に回ってみよう」ということで、相模湾側の小田和湾を目指すことにしました。小田和湾は三浦半島の南側で、北風のときは風裏になるのです。

ひさびさの小田和湾
 7:00ごろに小田和湾佐島(さじま)の船宿、海楽園の駐車場に到着しました。海を見渡すとベタ凪、風もありません。移動は大当たりでした。さっそく手続きをして、ジャリメ2パック買って、いそいそと荷物を持って浜に出ます。なんやかやで岸払いは7:30ごろになっていました。

 ここは砂浜からの離岸ですが、船宿のお兄さんがきびきびとサポートしてくれて好感が持てました。思えば、小田和湾というのは、それまで渓流しかやったことのなかった木こりが、後輩のS君に初めてボート釣りに誘われて来た釣り場です。船酔いするからとシブっていた木こりに、S君は「小田和湾なら遠浅で波もおだやかだから大丈夫ですよ」とすすめてくれたのです。あのときは、海釣り第一投でいきなりブルブルと来てカワハギを釣って気をよくしたものでした。しかしその後は小田和湾での成績はあまりよくなく、釣れない釣り場、というイメージができていて、最近は足が遠のいていたのでした。

さっそく本命が!
 ひさびさのボートをギコギコ漕いで数分のところでイカリを下ろします。水深は5mくらいでしょうか。まずは日焼け止めを顔・手足にたっぷり塗りこんで、それから仕掛けの準備を始めます。そう言えば、並み継ぎの竿は浜でつないで糸を通して来るのだった。しばらくやってないのですっかり手順を忘れています。

 第一投。浅いので4号の軽いオモリでじわじわと仕掛けを引いていきます。すると早速手元にプルプルっという感覚。お! いるいる! でも乗りません。何度かエサだけ取られて、ついに釣り上げたのが写真の元気なキス君です。

 続いてあぐりの竿にもアタリがきました。上がってきたのはハオコゼ。木こりは昔これをカサゴだと思って持って帰ってサバこうとしたときに刺されて手が腫れ上がって苦しんだ経験があります。「わ! 触っちゃだめ!」っつって、ペンチで鈎をはずしてそのまま海にポチャン。

 続いてあぐりにアタリ。今度は本命のキスが上がりました。次には木こり、次はあぐり、という具合にしばらく楽しみました。 「あれ? なんか掛かってるような掛かってないような・・・」妙なテンションで上がってきたのは可愛いイイダコでした。

 アタリが遠のいたらイカリを上げてちょっと移動、を繰り返します。湾内は浅いのでイカリも軽い簡単なやつで、上げ下げも楽です。キスがポツポツ、そこにいいサイズのハゼが混じったりして、結構楽しめました。今日はメゴチが少ないのもありがたい。

 いよいよマゴチ登場の続きは後編で。

後半へつづく