町内の用水路で釣り

日 時

2015年9月中旬 10:00〜11:00、12:00〜14:00

場 所

岡山市内の用水路(岡山県)

釣 果

ザリガニ×約30、タナゴ(5cm)×2

釣行記

町内の用水路で釣りしよう!
 木こりは町内の用水路に小魚が泳いでいるのを以前から見ていて、あれをいちど釣ってみたいものだと思っていました。ある日、木こりとぴょん吉が町内を散歩していると、ぴょん吉が「この用水路にザリガニがいるんだよ」と言いました。学校の帰りに友達に教わったのだそうです。覗き込んでみると、たしかに小さなザリガニが1匹見えました。「じゃあ今度のお休みにザリガニや小魚を釣りに来てみようか」ということになりました。

 今回のタックルは1mの金魚竿2本。1本には5号の糸におつまみ用のスルメを縛り付けて板オモリをつけて沈むようにしてあります。これはザリガニ用。もう1本には2号にミチイトに極小の立ちウキ、サルカンをつけて小さなハエスレ2.5号の鈎をつなぎます。こちらはウキが小さいのでオモリはなし。エサは3年前の用水路の釣りのときに使い残したマルキューの練りえさです。

ザリガニいっぱい
 まずはこのまえザリガニの姿を見た、家のすぐ前の用水路に行ってみます。いますいます。小さいザリガニがたくさんいます。まずは木こりが試し釣り。ザリガニの鼻先にスルメを落とします。するとすぐに寄ってきて両方のはさみでスルメをしっかりつかまえて、口に持っていって食べ始めます。仕掛けをゆっくり上げると、食いしん坊のザリガニはせっかく見つけたエサを離すものかと、スルメと一緒に上がってきます。

 竿をぴょん吉に渡すと、ぴょん吉も上手に次々と釣り上げます。これは面白い。鈎なしの釣りだ。通りかかったぴょん吉の同級生も参戦して、小一時間の間に15匹くらい釣り上げました。持って行ったプラケースの中はザリガニでいっぱいです。何を釣ってるの? エサは何ですか? など、通りがかりの人も面白がって声をかけてきます。

 ただ、少し大きなサイズのザリガニは水面まで上げるとすぐエサを離してしまいます。ザリガニにしては慎重派。ひとしきり遊んで、少しお腹がすいたのでいったん切り上げて自宅に戻りました。ザリガニは全てリリースです。

午後は小魚も
 腹ごしらえをして午後はあぐりも一緒に出かけます。ぴょん吉があぐりにザリガニを釣るところを見せるというので、もういちど同じ場所でザリガニ釣り。またたくまに10匹くらいを挙げました。すっかりコツを掴んだようです。あぐりにいいところを見せてぴょん吉も得意そうです。臆病なぴょん吉がザリガニを持つこともできました。

 それから場所を替えて、用水路でも少し水深のあるところまで行ってみました。あちこち見て回って、水は少しにごっていますが、小魚の姿が見えるところがありました。金魚竿では少し短かすぎるのですが、鈎に練り餌をつけて振り込みます。すると小魚がすっ飛んできて餌をついばみます。でも魚が小さいからか、なかなか鈎がかりしません。

小魚釣れた!
 何度も流していたら、ウキがスっと消し込みました。軽く竿を立てるとぷるぷると手ごたえがあって「釣れたつれた!」、タナゴです。さっそくプラケースに水を入れて泳がせてみました。見たところ、たぶんヤリタナゴかタイリクバラタナゴです。関東ではすっかり数が少なくなって貴重な魚になりつつありますが、岡山ではこんな住宅街の用水路に群れをなして泳いでいるんですね。

 同じ場所でもう一匹タナゴを追加して、納竿としました。ザリガニのいた用水路のところまで戻ってきたら、さっきもいたおじさんが「大きいザリガニがいたよ」というので、ぴょん吉はもういちどチャレンジ。こんどはみごとに真っ赤なやつを釣り上げることに成功しました。こんな町内で釣りができるとは感動です。

ぴょん吉

「晴れてたら明日もやろうよ!」