◆我が家ではこの時期恒例のハゼ釣り

二学期が始まったばかりの土曜日、木こりとあぐりとぴょん吉は、家から30分くらいで行ける近場にハゼ釣りにでかけました。岡山市を流れる吉井川下流の汽水域です。この日は小汐で干潮が午前10時前あたり。途中の釣具屋で青イソメ(このへんでは「青虫」という)とジャリメ(同じく「砂虫」)を300円ずつ買って、スーパーで弁当を買って、汐が動き始める昼前くらいの時間帯を狙って釣り場に到着しました。
現地に着くと、何組かの釣り人がちょうど撤収していくところでした。朝から釣ってた人たちがお昼になって切り上げて帰るところみたいです。急に閑散とした釣り場の真ん中に陣取って、まずはぴょん吉の竿に仕掛けをセットして、ジャリメをつけて数m前に振り込んで、上げたり下げたりしながらヘチまで反応を見てみました。しかし、アタリはありません。あれ? ハゼなら、いれば反応はあるはずなのですが。今日は水深は3〜4mというところでしょうか。大汐の満潮になると岸壁ぎわで5mを超えることもあるのですが、水位が低いとやっぱり寂しい雰囲気になります。時合いを読み間違えたかな、と不安になりながら、竿をぴょん吉に渡して、4.5mの投げ竿を準備します。
◆沖目から出たセイゴ
木こりの必須アイテム「ボウズのがれ」のSサイズをセットして、下鈎にはイソメを大きめに、上鈎2本にはジャリメをぜいたくに1匹ずつつけて、少しでも水深のあるところがいいような気がするので、沖目を目指して思い切りキャストします。
竿を三脚に置いて、チョイ投げ用の竿の準備にとりかかると、投げ竿の先ががくがく揺れています。お! 来たきた、ということで竿を取って聞いてみると鈎がかりしている様子。巻き上げてみると、いきなり外道の小セイゴが釣れました。15cmを超える、ハゼの外道としてはいいサイズのセイゴです。
◆チョイ投げができるようになったぴょん吉
小2のぴょん吉は去年買ってもらった自分のキッズ用の竿で上手にチョイ投げができるようになりました。
木こりはチョイ投げ竿もセットして、投げ竿の置き竿と手持ちのチョイ投げでアタリを待ちます。しばらくすると岸壁から3〜5mくらいのチョイ投げでもハゼがかかるようになりました。やっと汐が動き始めたのかな。ぴょん吉もアタリを感じるようで、「来たきた!」と騒いでいますが、なかなか鈎掛かりしません。
◆今日イチの大物ハゼ
あぐりもぴょん吉と交代でチョイ投げして、ぽつぽつとハゼをあげていきます。鈎掛かりさせるのに苦戦していたぴょん吉も自分のタイミングでみごとハゼを釣りあげました。
置き竿の先ががくがくしています。聞いてみるとずっしり重たい。慎重に巻き上げてみると、15センチを超える、この時期にしては大物のハゼが釣れました。やっぱり今日は沖目のほうが成績がいいみたいです。
◆ケッケもキープ
投げの置き竿には、セイゴやハゼのほかにヒイラギ(このへんでは「ケッケ」という)もかかりました。さわるとヌルが取れないべとべとの魚です。釣れても持って帰る人は少ないと思いますが、この辺ではスーパーで売っている魚です。ためしに食べてみようということで、そこそこのサイズのものを3匹だけキープしました。 ヒイラギは引きが鋭く、鈎を飲むこともないので釣って面白い魚ですが、ヌルだけが難物です。
その後もぽつぽつと釣れて、またアタリが止まった午後2時ごろに納竿しました。
自宅に戻って、セイゴとハゼは木こりがサバいてあぐりが唐揚げに揚げました。ケッケは煮つけにしたらけっこうイケる味でした。今度から、大き目のやつは持って帰って食べることにしよう。
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