新見の渓流釣り

日 時

2013年7月中旬(10:00〜12:00)、晴

場 所

高梁川水系(岡山県)

釣 果

ハヤ(25cm)×1、カワムツ(12cm)×1

釣行記

岡山8年目、ようやく渓流デビュー
 木こりとあぐりが岡山に移住してきてはや8年。ぴょん吉も立派な年長さんになりました。先月に引き続いて今月も新見市の大佐山オートキャンプ場でキャンプの予定です。前回は渓流釣堀に行きましたが、その途上で高梁川やその支流の様子を見て、「お、このへんは釣れるんじゃないの?」という気になった木こりは、今回はキャンプの前にちょっとだけ久々の渓流釣りをやってみるつもりです。

 岡山市内から車で約2時間(ほんとはもっと速く着くのですが、途中のパーキングなどでぴょん吉を遊ばせながらの移動なので若干時間が掛かります)、新見市内の釣り場に到着しました。このあたりはアマゴ釣り場の名前の看板が点々と設置されていて、いかにも漁協のやる気を感じます。とはいえもう7月ですから放流アマゴはほとんどいないだろうなと思いつつ。でもいいんです。渓流の雰囲気を味わってカワムツでもなんでも釣れれば。

 子どもでも入渓できそうな場所をさがして、川原へ降りました。いい感じの瀬の下流に広い淵が広がっていて、なかなかの渓相です。あぐりはぴょん吉と川虫やサワガニでも捕る計画です。

いきなり良型が。しかし……
 久々の渓流竿に久々の極細仕掛けを結びますが、細糸や小針がよく見えなくて往生しました。この日の幾度か針を取り替えましたが、極小針に細糸を結ぶのが至難でした。ついに木こりちゃんも老眼かー。0.15号の通しに極小針でゼロ釣法の真似事、用意のブドウ虫を大淵への落ち口の流心脇に流したらうまく底流に乗って目印がゆっくりと下流に流れて行きます。お、ウデ落ちてないじゃん。そのまま反転流に乗って上流に帰り、もういちど流心脇に戻って下流へ、もういちど反転流に乗って落ち口に戻って下流へ向きを変えた瞬間、ガツガツっと鋭いアタリが来ました。

 やった! 第一投できたよ。しかも大きい。ベストの背中に手を回して網をさがしますが、なかなか出てきません。あ、老化で関節の稼動範囲も衰えている。やっと網をかまえてランディングしてみると、25センチを超えるなかなかの良型の、ヒレピンの、天然ものの……ハヤでした(^^;

ポイント移動するも不発……
 その後、同じポイントでチビのカワムツを追加し、こりゃだめだということで上流に移動。伯備線の鉄橋の下の渓相の美しいポイントに入りました。岩壁が渓の流れをさえぎって蛇行させ、逆に水の力で岩壁の足元がえぐれて、木こりのかつてのホームグラウンド 栃木の渓ならいかにもイワナが飛び出して来そうな場所です。ぴょん吉を静かにさせて入魂の投入を繰り返すものの、アタリひとつありません。

 しばらくねばって諦めて、「ちょっと貸して」というあぐりとぴょん吉に竿を預けたものの、やはり反応なし。ぴょん吉は「早くキャンプ場に行こうよ」という状態なのでそろそろ納竿しなければなりません。まあでも、大物一匹釣ったからいいか、ということで、新見の街で食材の買出しをしてから、今夜一泊する大佐山オートキャンプ場に向かいました。

アフターフィッシングはタープの下でトランプ
 大佐山オートキャンプ場の個別サイトはサイトごとにAC電源と流しがある快適なキャンプ場です。そして何よりも、テントサイトの中央の広場に丸太でできた遊具があって、子どもは大喜びです。

 ぴょん吉は花火をするのを楽しみにしていたのですが、あいにく夜に入って雨が降り出しました。タープの下にテーブルを出して、トランプで「じじ抜き」をして遊びました。雨の降る中、LEDランプの明かりでタープの下でトランプをするのも、これはこれでいい思い出になったかもしれません。