境港「夢みなと公園」東側岸壁

日 時

2012年9月下旬(08:00〜11:00)、曇りのち晴

場 所

境港「夢みなと公園」(鳥取県)

釣 果

アイナメ(22cm)×1、チビ鯛×3、カワハギ(10〜15cm)×20、その他(フエダイの幼魚、アイゴ、ハオコゼ(^^;)

釣行記

ぴょん吉、海釣りデビュー
 前回、ぴょん吉が海で釣りたいと言っていたので、今度は以前にいったことのある境港にでも連れて行ってサビキのアジ釣りを体験させるかということで、鳥取の境港の夢みなと公園あたりに行くことにしました。ここはぴょん吉が生まれる前の2006年に木こりとあぐりの二人で行ったところです。以前は皆生温泉に一泊しましたが、岡山から結構近いことが分かったので今回は節約して日帰りとしました。明日釣りに行くかと言ったらぴょん吉は大乗り気です。

 朝5時に岡山の自宅を出て、境港に到着したのが7時過ぎ。この時間でも釣り場を目指すらしい車がたくさん走っています。「お、これはこの辺、釣れてる感じかな」と期待が膨らみます。釣り具屋でアミブロックの小一つとジャリメ500円と岩イソメ500円を調達しました。こっちの言葉ではアミブロックは「ジャンボ」と言います。最初「ジャンボ」と聞いたときには大粒のオキアミのことかと思ったのですが、そうじゃなくて普通のアミエビです。こんな細かいのになんでじゃんぼ? ジャリメは「砂虫」、岩イソは「本虫」。青イソメは「青虫」です。

 エサを買いながら夢みなと公園の東側岸壁の釣況を聞いたらなんか渋い感じの答え。「小アジくらいは釣れますかね?」と聞いたら「そうですね」というくらい。

実釣開始
 「夢みなと公園」のある竹内団地の東向きの岸壁は1メートルくらいの堤防があって転落の危険がないので、子供連れにもは安心です。釣りやすさでは埠頭のようなところのほうがいいと思いますが、今回は安全第一でこっちにしました。でも身長がちょうど1mのぴょん吉ですから、このままでは海が見えません。そこで家にあった木製の縁台を踏み台代わりに持っていきました。

 現場に着くと夢みなとタワーに近い方はもう釣り人でいっぱいです。岸壁の中ほどから北は空いていたのでそこに車を横付けにします。実釣開始は8時少し前、すでに時合いは到来している計算なので、今日は「ヘチ占い」は割愛していきなりサビキ仕掛けを準備します。「ジャンボ」が解けるまで、チューブ式のサビキ餌をコマセ籠に詰めて足元にドブン。小アジ豆アジならすぐ寄るだろうと思っていたのですが、しばらくたってもアタリが出ません。

やっと釣果が
 ぴょん吉は車のハッチバックの荷台に陣取ってしばらく見学モードのつもりらしい。荷台からは海がよく見えます。やっぱり踏み台作戦じゃダメだったかな。

 木こりはやっぱりボートロッドにちょい投げ仕掛けをセット。砂虫をつけて足元に落とします。しばらく上げたり下げたりしていたら、やっとぷるぷると来ましたが、上げてみたらハオコゼ。以前刺されて苦しんだことのある木こりは慎重にトングルではさんでペンチで鈎をはずします。なんかパっとしません。

 アミが解け始めたのでサビキ竿のエサをチェンジ。チューブの集魚剤入りのコマセと混ぜてカゴに入れて投入し、上げ下げしていたら、急にロッドが重くなってぎゅんぎゅん引きます。お! 釣れた釣れた! と上げてみたら、カワハギのチビがスレでかかっていました。やっぱりチューブ入りじゃなくて本物の「ジャンボ」のほうが釣れますね。

小物オンパレード
 あぐりがアミでサビキ、木こりが虫餌で投げという布陣で釣っていきます。あぐりの竿にチビ鯛がかかりました。フエダイの幼魚やアイゴの小さいのもサビキに食いつきました。木こりの竿にもチビカワハギがかかります。でもサイズ的に小さいのばかりです。期待していたアジは全く来ません。

 例によって木こりは投げ竿に「ボウズのがれ」を付けて沖目に投げ込んだりしたのですが、結局置き竿は不発でした。食わないわけではなく、エサだけ持っていかれたり、ハリスごと切られたりという具合。カワハギかフグのしわざでしょう。手持ちでアタリを取ってアワセないとだめですね。やけくそになってメタルジグを投げてみたり、餌木を泳がせてみたり、イイダコテンヤを引いてみたりといろいろやったのですが、全部アウトでした。
 アグリの竿には小鯛やカワハギがぽつぽつ掛かります。ぴょん吉は基本見学モードなので、アタリがあると呼んで竿を持たせて釣り上げさせたりしました。

 ヘチ際への虫餌仕掛けもハリスが切られることが多く、なんどか仕掛けをチェンジするうち、たまたまなんとなく買ってあった「釣れちゃうねんメバルセット」というやつに変えたら、これが大当たり。3号の小さなオモリに短い胴突き2本鈎で「チンタメバル鈎」7号という小さめの鈎が付いています。これに砂虫や本虫をタラシなしで付けて足元にポトンと落とすと、即座にブルブルと当たってすぐアワセるとエサ取りのカワハギ君たちが入れ食いです。
 まさに掛け値なしの入れ食い。オモリが着底すると即座にアタリ。アワセ損なうとエサだけ取られますが、とにかく早アワセしていれば釣れます。ぴょん吉もやるというので縁台に立たせて竿を持たせて何匹か釣らせました。

あぐりにアイナメ ヒット!
 あぐりが「重いおもい」と騒いでいるので見るとサビキ竿が大きくしなっています。お、これは中アジの群れでも来たかと思ったら、赤いぽってりした魚が釣れました。アイナメです。20センチをゆうに超えるサイズ。今日のように小物ばかり見ていると、このサイズでも十分巨大魚です。

 11時頃になってアタリが遠のいて、ぴょん吉が「そろそろ帰ろう」と言い出したので納竿としました。

アフターフィッシングはゲゲゲの鬼太郎
 夢みなと公園付近の磯料理屋でお昼を食べて、それからJR境港駅、水木しげるロード方面に向かいました。電車好きのぴょん吉のために、木こりはしっかり「鬼太郎列車」の到着時間を調べてあります。乗る時間はないけれど、駅で入場券を買ってホームに入り、到着した鬼太郎列車を見学しました。目玉のおやじの車両と猫むすめの車両の連結でした。内装にもふんだんにキャラクタの絵が描いてあって、ぴょん吉大喜びです。

 列車のあとは水木しげるロード。妖怪たちのブロンズ像をひとつひとつ丹念に見てたくさん写真を撮りました。途中、ねずみ男の着ぐるみがいて、ぴょん吉を抱っこしてくれました。写真はブロンズ像と手をつなぐぴょん吉。

 岡山に帰って、カワハギとチャリコ(小鯛)は唐揚げに、アイナメは煮つけにして食べました。今度は車横付けポイントで塀のないところを探さなきゃ。

ぴょん吉

「海が良く見えなかった」