ぴょん吉のハゼ釣り

日 時

2012年9月中旬(08:00〜12:30)、晴

場 所

吉井川下流(岡山県)

釣 果

ハゼ(7〜14cm)×20

釣行記

今度はファミリーで
 ぴょん吉が「お弁当持ってピクニックに行きたい」というので、じゃあ釣りに行こうかと言ったら「それいいね!」 ということで、木こりが8月に一人で下見しておいた吉井川下流にハゼ釣りがてらあぐりと三人でお弁当を食べに行くことにしました。

 去年のぴょん吉釣りデビューのときには、体調が悪かったこともあり、また水深のある釣り場であることを知らずに子供用にのべ竿を用意していたこともあり、なんとなく盛り上がりませんでしたが、今回はのべ竿は使わず、最初から軽いパックロッドのリール仕掛けでやらせるつもり。こういうところは下見が効いています。ただ、リール竿が扱えるかどうか、ちょっと心配でもあります。

ぴょん吉が「ヘチ占い」
 今日は大潮。午前10時過ぎくらいが満潮なので、朝から釣りをするにはちょうどいい潮回りです。自宅を7時過ぎに出発し、釣具屋で砂虫を500円買ってクーラーボックスに入れ、8時には吉井川下流の釣り場に到着しました。おや? ハゼシーズン始まっているはずなのに、夏休みのときより人が少ない。なんか嫌な予感がします。とはいえ、すでに満潮前の時合いと言っていい時間帯。さっそくパックロッドにハゼ仕掛けをつけて砂虫を丸一匹たらし挿しにしてヘチに落とします。「ヘチ占い」のときには、鈎がかりよりもアタリを確認するのが主目的ですから、虫エサは切らずに大きく付けます。

 ちょっと上げ下げしたらすぐブルブル来たので、お気に入りのライフジャケット装着のぴょん吉に渡して「グルグルを巻いて!」。チビハゼはサバくのが手間だからリリースしようとあぐりと話していたのですが、上がってきたのはまずまずキープサイズのハゼでした。ぴょん吉大喜び。ここの釣り場はハズレがないですね。

釣り師教育
 幸先はよかったものの、下見のときよりは若干低調な感じ。三人で2本の竿をとっかえひっかえ釣っていたのですが、期待したほどアタリ頻繁ではありませんでした。とはいえ、まあ飽きない程度には釣れるので、木こりとあぐりはぴょん吉にリールの扱い方やチョイ投げのやり方を教えました。仕掛けを竿先から少しだけたらして、指で道糸をおさえてベールを立て、サイドスローで投げる瞬間に道糸を離す。5歳児にやらせるのは結構大変(^^; でも、しだいにサマになってきました。

 9月とはいえまだ30度を超える真夏日です。ぴょん吉は「暑い」と言ってライフジャケットを脱いでしまいました。無理に着せておくのも熱中症が心配なので、「走っちゃだめ」「この線より川のほうに出ちゃだめ」と注意して、木こりかあぐりが必ず横で見て釣らせました。

飽きて車を探検(^_^;
 ぴょん吉は結構大きいのをぽつぽつと釣りあげます。しかも鈎がちゃんと口にかかっている。さすがに木こりとあぐりの子(^^;

 とはいえ30分もするとさすがに飽きてきたらしく、折りたたみ椅子に座って見学モードに入ったり、すぐ横に駐めてある車の中に入って前の座席から後ろの座席と一人で探検したりして遊び始めました。まあ幼児はこんなものかな。木こりとあぐりは横目でぴょん吉を気にしながら、時々話し相手をしながら釣りを続けました。運転席で木こりのサングラスを見つけて掛けてみて、写真を撮ってくれとリクエスト。自分のサングラス姿を見て「すごい迫力」などと悦に入っています。ときどき自分も釣ると言って出てきて、ちょっと釣ってまたリタイア、という感じの繰り返しでした。

 9時半くらいからアタリがぱったりと止みました。潮どまりの雰囲気です。10時頃に早くもお弁当タイム。車の陰であぐりの作ったおにぎりを食べて一時間ほど休憩しました。頭上にはトンビが「ピーヒョロロ」と鳴いて弧を描いています。周りの釣り人はほとんど撤収して帰ってしまいました。

再び釣りモード(ただし大人だけ)
 11時を過ぎる頃になるとまたアタリが出始めました。やはり時合いというものがはっきりしています。11時半には朝と変わらぬペースで食いはじめました。結局、満潮を中心にした1時間から1時間半は全然食いませんでした。

 ぴょん吉はすっかり車探検が気に入り、大人二人で12時半まで釣り続け、15匹ほどのハゼをキープして納竿としました。

 帰宅して、木こりがハゼをサバき、あぐりが天ぷらに揚げて、夕食はハゼパーティー。手前の細長いのは、釣り場で他の釣り人からいただいたサヨリです。こんなところまでサヨリが遡上するとは驚きでした。

ぴょん吉

「こんどは海でつりしたい。マグロをつりたい」