吉井川のハゼ釣り

日 時

2011年10月上旬(08:30〜10:30)、快晴

場 所

吉井川下流(岡山県)

釣 果

ハゼ(5〜11cm)×14

釣行記

ぴょん吉登場!
 岡山に移住してきた木こりとあぐりに男の子が生まれ、しばらく釣りからご無沙汰していました。あぐりのおなかにいるときエコー画面で元気にぴょんぴょん跳ねていたのでニックネームは「ぴょん吉」です。
 ぴょん吉は今年幼稚園に入り、4歳になりました。そろそろ釣りに連れて行けるかな、ということで釣りデビューを計画しました。

 釣りは実に5年ぶり。木こりはもう自分が釣り師なのかどうか自信がなくアイデンティティー崩壊状態です。でも5年前から一度も開けてなかった釣り具バッグをひさびさに広げてみたら、海釣りから渓流釣りまで道具も仕掛けも(当然ながら)5年前のまま出てきました。木こりの釣りごころはいやがうえにも盛り上がります。

釣りデビュー!
 釣りに行こうかと誘ってみたら最初は乗り気でなかったぴょん吉ですが、近所の釣具屋で自分用のライフジャケットを買ってもらったら俄然大喜びで今度の休みに釣りに行こうと言い出しました。釣り竿についてる「グルグル」をやりたいというので、ぴょん吉の釣りデビューはリール竿でハゼ釣りと決めました。
 ネットで当りをつけて、釣り場は岡山市内の吉井川下流の岸壁。自宅から車で30分で着く手軽な釣り場で、ファミリーの多い、車を横付けできる快適な場所です。

 当日、あぐりは4時起きで弁当作り。ぴょん吉のリクエストで海苔を六角形に切ってサッカーボールのおにぎりを作っています。木こり5時起き。でもぴょん吉起きません(^^; 結局ぴょん吉が起きてきたのは7時前。なんとなく体調が悪そうなので、「釣りは明日にしよう」と言ったら大泣き。「なにがなんでも今日行く!」とゴネるので、まあ行くだけ行ってみるか、という感じで家を出たのが7時半。釣具屋で砂虫(関東でいうジャリメ)を買って現地に着いたのが8時過ぎ、もうたくさんの家族連れが竿を出しています。とはいえ関東の混雑とはわけが違います。あいてる場所を見つけて車を止めて、支度にかかります。
 すると隣の家族がいいサイズのハゼを釣り上げています。お、これはイケそうだ。

ひさびさの「ヘチ占い」
 木こりは早速ボートロッドに小さなハゼ天秤に1本鈎の簡単な仕掛けをつなぎ、そうそう「ヘチ占い」を忘れちゃいけない、ということで足元にポチャン。満潮が迫っているので水位は高く、水深は3m以上ありそうです。オモリが底へ着くなり「プルプルッ」と来ました! おー、5年ぶりのアタリだ。ちょっと待ってクっと竿を立ててみたら、いきなり乗りました。あがってきたのは10cmくらいのそこそこサイズのハゼ。
 「釣れたよー」と見せたらぴょん吉は「おー!」と声をあげたものの、「これがハゼだよ。触ってみる?」と差し出したら「ううん」と手を出しません。動物でも虫でもなんでも大好きだった木こりの小さいころとはちょっと感じがちがいます(^^; ぴょん吉は「おなかすいた」といきなりピクニックモードに突入。「ぐるぐるやってみる?」とリール竿を差し出しても興味を示しません。

 ぴょん吉用に1mくらいの金魚竿も持ってきていました。この水深ではとてもだめだろうと思いながら、いちおうウキ釣り仕掛けをつないで渡してみたのですが、これも拒否。あぐりは渓流竿にミャク釣り仕掛けをつないだので釣りはじめました。

釣りデビュー失敗?
 アタリは頻繁で、エサを取られることも多かったのですが、飽きない程度に釣れ続きました。ミニサイズのひいらぎもかかります(あんまり小さいので全部リリース)。途中、ぴょん吉はちょっとだけあぐりの竿をいっしょに持ったりしてみましたが、すぐに飽きてしまいました。そのあとで置き竿にしていたぴょん吉用の金魚竿にアタリ。リリースサイズながらハゼがかかってました。ウキ下70cmかそこらですが、ヘチ際はかなり上のほうまで浮いて来てるようでした。

 もう帰ろう帰ろうとグズるぴょん吉の相手をしながら交代でしばらく釣って、てんぷらサイズが10匹以上釣れたかなというあたりでもう限界。実釣2時間そこそこ。回転寿司に寄って帰宅しました。
 釣りデビューはまだちょっと早かったかなあ。でも釣り場にいた隣のファミリーなんか、ぴょん吉より小さい子がひとりでリール竿持って器用に釣っていたんだけどなあ。なんとなく納得のいかない釣りデビューでした。

ぴょん吉発熱
 しかし釣りに行って昼には自宅に戻ってるなんて、やはり地方はありがたい。東京じゃあなかなかこうは行きません。ハゼは木こりが背開きにサバいてあぐりが唐揚げにしました。

 朝からなんとなくご機嫌の悪かったぴょん吉は夕方から熱を出してしまいました。今日は体調が悪くて調子が出なかったのかもしれません。心を鬼にして延期すればよかったかな。今度は元気百倍のときに釣堀にでも釣れて行ってみるか。早くよくなれ、ぴょん吉!