◆初めての鳥取県
岡山に移住して以来というか、そもそも東京を出て以来初めての現地での海釣りです。岡山で迎えた初めての夏は連日の35度(^^; すっかり夏ばて状態の木こりとあぐりは、9月に入って少し気温が落ち着いてきたところで、週末に温泉でも行こうかということになりました。どうせいくなら久しぶりに海釣りでもするかということで、行き先は鳥取県の境港になりました。ネットの情報では岸壁で小アジが釣れてるらしい。
境港の「夢みなと公園」は釣りポイントとしても有名だし、境港は「げげげの鬼太郎」の作者水木しげるの故郷で「水木しげる記念館」や「水木しげるロード」もあって観光地としても楽しそうです。近くには皆生温泉という海辺の温泉地もあります。というわけでわれわれ夫婦にとって初めての鳥取県入りとなりました。
◆いきなり強風
早起きして岡山市内の自宅から山陽道、岡山道、中国道、米子道と高速を乗り継いで鳥取県の米子まで約2時間。境港はそのちょと先です。現着してみると東北東の強風で釣りになるかどうかという状態。時おり雨もパラつきます。釣り人の姿も少なく、やや風裏になるあたりで釣りにくそうにしている状態でした。あちこちの岸壁を見て回って、このどんよりした中でやっても楽しくないだろうということで、風がやんだら釣りしようということにして、ファミレスで朝食を取って、水木しげるロードに遊びにいきました。
◆鳥取花回廊
米子周辺は見るところがたくさんあっていい観光地ですね。天気もよくなってきて、しだいに風もおさまってきました。大山(だいせん)がきれいに見えています。明日はいよいよ釣りだ!
◆夢みなと公園の東側岸壁
翌日、朝食をすませてすぐチェックアウト、早速夢みなと公園に向かいました。夢みなとタワーの東側の岸壁は車横付けで釣りができます。もうかなりの釣り人が入っていました。急いで釣具屋に行って様子を聞いたら昼間でもサビキで小アジが釣れるということで、コマセとジャリメ(こっちではスナムシ)、岩イソメ(こっちではホンムシ)と氷を買って岸壁に陣取りました。
まずは短竿にチョイ投げの仕掛けをセットして、恒例の「へチ占い」です。岸壁の釣りも久しぶりだなあ。よく動くジャリメをつけて足元にポトンと落とします。お、ここは足元から数メートルの水深があります。いい釣り場。
すぐぴくぴくとアタリがあって、ハゼの仲間が釣れました。これは幸先がいい!
それー! という感じであぐりは2.7mの軽い磯竿にサビキをセット。木こりがチョイ投げで足もと中心にさぐっていたら、今度はさっきのハゼとちがってものすごくスルドいアタリが来ました。しかしなかなか乗りません。 このアタリはなんか覚えがあります。ついにアワセが利いて釣り上がったのがチビ鯛。そうかー、茨城の鹿島港で釣ったときと同じアタリだ。
続いて木こりは投げサビキと投げ竿を準備します。木こりが仕掛けを結んでる間に、あぐりが「来てるよー!」 細い磯竿の先がガクガクしています。さー、来ました。木こりもウキサビキをちょい投げしてみます。しかし、ウキ下の調整がむずかしく、アタリが出ません。その間にあぐりは足元で順調に釣り続けます。

木こりもウキをはずして足元サビキに転向。そうしたら木こりの竿にも小アジが鈴なりです。
◆越前クラゲ登場!
アタリがやんだな、と思ったら、なんとこいつがただよって来ました。昨年、日本海側で大発生して漁業に深刻な打撃を与えた越前クラゲ君です。肉眼で見るの初めて(^^;
こいつはこのあともずっとこのあたりを回遊してて、どうもこれが来ると小あじの群れが逃げるようです。
◆大満足のあそび釣り
その後もぽつぽつ釣れ続け、あぐりの竿にはカワハギや小鯛も来ました。木こりは「ボウズのがれ」にホンムシを付けるという最強のセットで投げ釣りもしたのですが、たいてい何かは釣れる最強セットも今回は完全不発に終わりました。全体としては足元サビキ一本でがんばったあぐりの成績がよかった。
昼ごろには木こりたちの周辺のファミリーフィッシングの人たちもだいたい撤収してわれわれだけになってましたが、それでもまだぽつぽつアタリは続いてました。昼間でも小アジが釣れるというのは本当ですね。
◆ラベンダーソフト
帰りは岡山県北の蒜山(ひるぜん)高原に寄って、激安の野菜を買ったり、満開のコスモス畑で写真を撮ったり、 ハーブ園で木こりの大好物ラベンダーソフトクリームを食べたりとしっかりアフターフィッシングも楽しんで帰宅しました。
◆南蛮漬け
小魚はから揚げにして、さらに小アジは南蛮漬けにしたら美味でした。カワハギは(1匹だけだけど)肝あえの刺身にして食べました。南蛮漬けは夫婦ふたりだと3日分の晩飯のおかずになりました。
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