オーストラリア -Vol.1-

日 時

2004年05月上旬(13:00〜17:00)、晴

場 所

ゴールドコースト内湾(クイーンズランド州)

釣 果

タイラー(32cm)×1、ジューフィッシュ(24cm)×1

旅行記

初の海外遠征
 ゴールデンウィークはどこへ行っても混むとかいってあんまり動かない木こりとあぐりですが、今年は珍しく海外旅行に出かけました。行き先はオーストラリアの東海岸、クイーンズランド州の観光地ゴールドコーストです。6日間のツアーですが最初と最後の日は移動だけなので現地実質4日間です。例によって釣りが主体の旅ではありませんが、半日だけ現地のあそび釣りツアーに参加してきました。今回は旅行記を兼ねて出発から帰国までのことを記しておきます。海外モバイルの情報もありますのでこれからノートPCを海外に持っていこうという人にも参考になると思います。

出国まで
 木こりたちは東京都江東区在住です。成田空港まで公共交通機関でいくことも考えましたが重たいスーツケースを持って電車やバスに乗るのもつらいので、いろいろ調べて結局、マイカーで成田まで行って空港近くの民間駐車場に車を預けることにしました。成田にはたくさんの民間駐車場があって価格競争、サービス競争をしているので安く快適に利用できます。今回利用したのは成田空港パーキングです。ネット予約もできるし6日間あずけて4000円前後と格安でした。

 フライトが21:35の夜行なので、余裕を持って自宅を午後4時に出発、東関東道で成田へ向かいますが渋滞もなく1時間で成田空港パーキングに到着してしまいました。この駐車場屋さんのいいところはとにかく「すばやい」ということです。お客の車が到着するのが見えた時点でもう送迎車にエンジンをかけて用意していて、こちらが車から降りるとすぐにスーツケースを送迎車に乗せて車内で手続き、その間に車のキズなどをチェックしてすぐに空港に出発です。空港までの距離も近いのでお客をまとめずに一組ずつすぐに送迎するというのがここのセールスポイントらしく、思ったよりかなり早く空港に入ることができました。空港に着くと荷物をカートに載せてくれるので楽ちんです。

 ノートPCは機内持ち込みのリュックに入れてあります。ACアダプタや電源ケーブル、モジュラーケーブル、国際モデムカードなどはスーツケースの中です。太いケーブルや金具類は機内持ち込みで問題になるかと思って預ける荷物にしました。

 ゴールデンウィーク初日なのでさぞかし出国ラッシュに違いないと思っていましたが、空港はあまり混んでませんでした。しかし、出発まで4時間半もある(^^;

 まずは旅行会社のカウンターで航空券などを受け取ります。そしたら我々の乗る便が現地の天候のために30分遅れるとのことで、こりゃますます早く来過ぎたって感じです。航空会社のカウンターに行って荷物を預け、搭乗券を取ります。スーツケースをX線に通すとき、ノートPC用のケーブルなどがたくさん入っているのが画面に映ってましたが特に何も言われずにOK。あとはしばらくヒマ。見学コーナーで飛行機を見たり、本屋で立ち読みしたり、寿司をつまんだりして待ちました。夜8時半に手荷物検査、テロ対策で靴まで脱がされると聞いてましたがそういうこともなく、ノートPCもリュックに入れたままOKでした。出国審査もすませて、免税店をのぞいたりインターネットカフェに行ったりしましたが、時間が遅かったのでYahoo cafeはもうしまってました。
 午後10時すぎ、オーストラリアのブリスベン国際空港に向けてやっと出発です。

到着まで
 乗り物酔いのひどい木こりは、離陸の揺れでたいてい気持ち悪くなるのですが、今回は実にスムーズな離陸でその後もあまり揺れず、快適でした。もちろん、ボート釣りのときに飲むアネロンニスキャップを飲んでいます。チェックイン時間が早かったので先頭の通路側の席が取れました。足が伸ばせて楽です。とにかく寝ないといけないので、まずワインをもらって酔いにかかります(^^; しばらくすると機内食が配られます。10時すぎに飛んでるのに食事が出ます。食べて眠くなったので、うまいぐあいに眠りに入ることができました。これが12時過ぎ。

 機内の電灯が点いたので目を覚ますと、まだ4時半じゃないですか。早すぎるよー、まだ4時間しか寝てない。おしぼりが来て、飲み物が来て、機内食が来ます。前のファーストクラスのほうはまだ暗いまま。エコノミーって先に起こされちゃうのね(^^;

 時差は1時間。腕時計を1時間進めます。ブリスベン空港に着陸したのは定刻の朝7:15でした。約8時間です。

 オーストラリアは入国のときに食品や薬品の持ち込みがうるさいということです。特に食品は水も含めて全部申告しなければなりません。アメひとつ持っていても「nothing to declare」にはならないのです。入国審査をすませて検疫に進みます。「declare or dispose(申告しないなら捨てろ)」と書いたゴミ箱が置かれています。申告しない人は食品をここで全部捨てなければなりません。木こりたちは機内でもらったペットボトルの水と、のど飴、それから風邪薬や胃薬、目薬を持っていましたので申告の入り口に行きました。申告すると時間がかかるのでいやがる人がいるのですが、実際には申告のほうもほとんど時間はかかりません。申告しないで食品や薬を持ち込もうとして見つかると罰金なので、ここは正直に申告するのが正解です。

 係官が「タベモノ?」と日本語で聞いてきます。「water and sweets, and medicines」と言ったら「なーんだ」って感じでした。でもX線通して木こりのリュックだけ空けさせられました。日本から持ってきていたお茶のペットボトルが既に空になっていたのを捨てずに持っていたのでこれが不審がられたみたいです。ボトルを確認して、それだけでOKでした。薬の説明させられると思って英語を用意していたのですが、何も聞かれず1分とかからずに通過。晴れてオーストラリア入りです。

ブリスベンからゴールドコースト
 空港の到着ロビーでツアー会社のカウンターに行って、ゴールドコーストへのバスの集合時間までしばらく待機。周囲は日本人がたくさんいます。ここで写真のような光景を見ました。何人もの日本人がロビーの床に座り込んでスーツケースを開けて早速荷物の整理を始めています。いやー、これは勘弁してほしいなあ。お座敷感覚で座り込んじゃうのはやめましょうよ。日本人として恥ずかしい。スーツケースはホテルに着くまで開けないという決意のもとでパッキングをしてきてほしいものです。

 時間が来て空港のビルから駐車場へ出ると、空は独特の青、白く薄い雲がくっきりと綺麗でした。空気が乾燥しているせいでしょうか、遠くの風景も、雲も、実にくっきりと見えます。今回初めてオーストラリアに行って終始感じたのは「雲の綺麗な国だ」ということです。

 ツアーのバスは写真のような小さなバスで、 後ろに荷物車を牽引していました。これに乗って、ゴールドコーストのホテルまで高速道路を1時間くらいのドライブでした。ツアー会社のガイドさんは空港での案内から荷物の積み込み、バスの運転まで一人でこなし、運転しながらマイクで観光ガイドやお土産宅配サービスの宣伝を現地に着くまで切れ目なくしゃべり続けていました。いやー大変なオシゴトだ。

ゴールドコースト到着
 10時ごろゴールドコーストインターナショナルホテルに到着。10時にチェックインできるのでちょうどいい時間です。ツアー会社の日本人ガイドがロビーでツアー客の一組ずつに日程や食事の説明をします。ここでオプショナルツアーのブッキングもするので待ち時間がちょっとかかりました。みんな観光ツアーを予約してるみたいでしたが、木こりたちは別の会社の釣りツアーを手配していたので、オプショナルツアーは断りました。ガイドさんは「何にもなしですか?!」ってちょっと驚いていました。団体行動の旅はせわしないし、自力で動いたほうが面白いもんね。

 部屋は21階の海側で眺望絶好でした。いやー、着きました。ゴールドコースト。海がきれいです。水平線までくっきり見えます。「青」って綺麗な色だなあ…… 感慨無量です。部屋も広くて快適。荷物を整理して一休み、さて街を散策に行くか。

釣りはまだまだ。Vol.2へつづく