東山湖トラウトルアー釣行

日 時

2002年11月下旬(12:00〜15:30)晴れときどき曇り

場 所

東山湖(静岡県)

釣 果

イワナ(40cm前後)×2、イワナ(30cm前後)×1、ブラウントラウト(30cm前後)×2、ニジマス(30cm前後)×1

釣行記

寒い時期のあそび釣り
 木こりとあぐりはめずらしく平日に休みが取れたので、東名御殿場I.C.そばの東山湖フィッシングエリアに遊びに行きました。ここはあそび釣り掲示板で「まるこ」さんがすすめてくださった釣場です。釣り物の減ってしまう冬場のあそび釣りにいいところはないかと思っていたので、夏場閉鎖で秋から営業再開、水温が下がってくるほうが魚の活性が上がる、という管理釣場のマスはちょうどいい釣りかもしれません。いいところを教わりました。
 ただ、土日は混雑するということなので、まだルアーがどっちに飛んでいくか予測のつかないあぐりは休日は無理そうです。木こりだって混んだところで正確にキャストする自信はありません。そこで、休日出勤の代休をもらったのを幸いに出かけてみることにしました。もう真冬並みに寒いので朝マズメも夕マズメもパスして昼マズメ(ないない^^;)だけのつもりでお昼ごろ到着です。トラウトの管理釣り場だから、まあ全然釣れないってことはないだろう。

「リリース禁止」とポリバケツ
 昼前に御殿場について、インター近くのファミレスで食事、そのあとコンビニでクーラーボックス用の氷を仕入れてから東山湖フィッシングエリアに入場しました。駐車場は広く釣場との行き来も近いので、余計な荷物は車に置いておいて必要になったら取りに戻るということも可能です。料金は1日4,500円、午後券は4,000円で、ちょっと高いかな。あそび釣り派としては「2,000円の3時間券」が欲しいところです。
 ここの釣場の特徴は「大物がうようよいる」ということと、「リリース禁止」ということでしょう。リリース禁止→魚がスレていない→よく釣れる、ってことでしょうか。魚をサバく洗い場もちゃんと用意されています。釣れすぎちゃったら処理に困るだろうと思って管理事務所で聞いてみたら、いらない魚は写真のバケツに入れて行ってくれということでした。うーん。これはどうかなあ……フタには「不要な魚はこの中へ。欲しい人はご自由にお持ちください」と書いてあるものの、まあ、やっぱり「捨てちゃう」わけじゃないですか。なんか、このポリバケツを見た瞬間に「どうかあまり釣れませんように」っていう、はなはだ盛り下がった気持ちになってしまったのは否めません。

 午後券を買ってジャケットのファスナーにぶら下げて、土手の上から釣場を眺めました。さすが平日は空いています。これならルアーが真横(^^;に飛んでも大丈夫そうです。ニジマスを釣り上げる人の姿も見えました。あちこちで大きな魚がライズしています。おー! 釣れそうだー! 釣り人の足元には、クーラーボックスが置いてあったり、網製のビクが水中に下げてあったりしています。クーラーボックスかついでトラウトの管理釣場に入るというのはやはり珍しいのではないでしょうか。でも、よく見渡してみると、クーラーもビクもバケツも持っていない釣り人もかなりいます。そういう人たちは魚を釣り上げると、やはり禁止されているリリースをしていました。しかし、あのポリバケツを見てしまうと、どうも責める気持ちになりません。

あぐりにルアー初釣果!
 本当は20Lの大きなほうのクーラーを持参していましたが、誰もそんな大型(ってほどでもないけど)クーラーを持っていません。そんな欲張ったクーラー持って入るのも恥ずかしいなと思って、最初は持たずに釣りを始めました。この釣場は桟橋と岸の両方で釣れますが、「ルアーは岸のほうがいい」というスタッフの言葉にしたがって「アジサイ」(エリアマップ参照)のポイントあたりで釣り開始です。足元にも大きな魚影が見えています。木こりは4lbにスプーン、あぐりは6lbラインにタナゴ型ミノーを使います。 いい加減に投げていい加減に引っ張ると、魚がルアーを足元まで追ってくるのが見えます。一瞬バイトしたりもしますが、アタリがあってもなかなか合わせられません。しばらくするとあぐりの方からバシャバシャと水音が聞こえてきます。おー! 釣ってる! あわてて駆け寄ってタモ入れです。30cm弱くらいのニジです。でも折りたたみ式のタモをちゃんとセットしてなかったのでタモ入れ最中に柄のところが折れ曲がってしまって、逃がしました。そのときのおバカな動画です。WMVファイルが再生できる方はご覧ください。約160KBあります。

木こりにも大物が!
 そうかミノーか! ということで、木こりも早速ミノーに交換。4cmくらいのサスペンドミノーです。それを足元にいる魚影のあたりを行ったり来たりさせると、結構興味を持ってちょっかいを出してきます。それを繰り返して動きを止めた瞬間、ついにパクっときました。サイトフィッシングだったので合わせることができて、いい引きで上がってきたのは40cmはある立派なイワナでした。ランディングした後も暴れる暴れる。あぐりがクーラーボックスを取りに駐車場に走ってる間に、とりあえずビニール袋に入れたのですが、ビニール袋ごとぴょんぴょん跳ねて池に帰ろうとします。
 同じパターンですぐにもう1匹追加して、大イワナが2匹クーラーボックスに納まりました。これでおかずは確保です。

ウグイカラーが当たり!
 アタリが遠のいたので、湖を時計回りに「インプレッサ」から「切れ目」に移動。いろいろなルアーを試してみますが、やはり元の4cmのサスペンドミノーに戻したときにブラウンが来ました。なるべく遠くに投げるようにしますが、食うのは足元まで追ってきてから、というパターンのようです。でも管理釣場で極小スプーンやスピナーでなくミノーで釣れるというのは楽しいですね。
 それまでポカポカ陽気だったのに、湖の向こう正面(富士山側)まで来た頃には、雲が広がって急に寒くなってきました。それまで小型ルアーばかり使っていたので、今度は8cmのウグイカラーのサスペンドミノーを試すことにしました。さすがにこれくらいの大きさがあるとよく飛びます。遠投して「キュッキュ!と2、3回強く引いて止める」を繰り返して速めのリトリーブをしていたら、ググッ!っと持っていく気持ちのいいアタリでブラウンが来ました。同じルアーで続いてイワナも来ました。絶好調!
 フックをバーブレスにしていたので、ランディングではずれて逃げましたが、ナチュラルリリースできてなんだか却ってほっとしてしまいました。バラシを喜んでいる自分に気づいて、やっぱり「リリース禁止」は無理があるんじゃないかなー、という気がしました。全部は食べきれないし、かといってバケツに捨てるのは忍びない。

後半へつづく