日　時

2002年10月中旬（11:00〜12:00)晴れ

場　所

あらかわ遊園（東京都）

釣　果

ヘラブナ(25cm)×1

釣行記

◆姪っ子たち連れて遊園地釣堀
　今日はあぐりの姉とその子供達が遊びに来ました。姪っ子は６歳と４歳の姉妹です。ウエの子が前から釣りしたいと言っていたので、近場で「釣れなかったときの逃げ道」のある「あらかわ遊園」に連れて行くことにしました。あらかわ遊園は遊園地、動物園、釣堀、プール等が一体となった公営の遊園地で、アクセスは車のほか、都電荒川線や水上バスも使えます。木こりは前日にエサと仕掛けを用意して、あぐりは当日早起きしておにぎりを握って、はりきっています。10時前に江東区内を車で出発して10:30くらいに都電「荒川遊園前」駅前の駐車場に到着。この時間だと満車間近といった状態でした。日曜・祝日に車で行く場合は、10時半をすぎると満車の危険性がありそうです。

　釣堀は遊園地の一番奥にあります。観覧車やメリーゴランドなんかがちょっと気になるものの、「早く釣りのとこ行こうよー！」「マグロつるの！」とちびっ子はやる気です。コイ釣れたら「マグロだよー！」って言っちゃおうかなあ……(^^;　写真は、手前右があぐり、左があぐり姉です。子供達のパパはかわいそうに今日は出勤です。生まれて初めての釣りで釣らせてあげることができるかどうか……木こりはちょっと不安です。でも天気はいいし、絶好の行楽日和であることは間違いありません。

◆大混雑で入場制限！
　ところが、釣堀に着いたら、なんとなんと！　入場制限中。ここは大人向けの「ヘラ池」「大ゴイ池」と、子供向けの「小ゴイ池」がありますが、小ゴイ池の周囲はずらりと親子連れ釣り師が並んでいます。入り口順番待ちの列に並んで15分か20分くらい待ちました。写真は帰る時に撮ったもので、待ち行列がもっと伸びています。こうなると１時間待ち以上じゃないかなあ。釣堀で並んだのは木こりも初めてでした。休日は朝イチで来たほうがよさそうです。

　おじさんに案内されて釣り座について、チビっ子に「はやくはやく」とセカされながら仕掛け用意。二人の金魚竿に仕掛けを結び、粘土状の底立ち用オモリを鈎につけてウキのアタマがちょうどいいくらい出るようにウキ下調整。水深は1mちょっとくらい。アタリがとりやすいように板オモリは5mm幅くらいでエサがゆっくりと沈んでいく重さです。
　ふだんは現地でエサを作りますが、きっと今日はそんな時間ないだろうと思って、エサはあらかじめ家でコネてタッパーに入れてきました。エサをつけて二人に手渡して、「ウキがピュっと沈んだら竿を上げるのよ」　さて、どうなりますか。周囲は全然釣れてる気配がありません。おかしいなあ。子供達は「誰が一番に釣れるかなー」って盛り上がってますが、どうも状況はシブい感じ。エサは釣堀での実績の高い「みどり」と、食い渋ったときのために匂いのきつい「0909」とをごく少量ずつダンゴにして持ってきています。

　木こりも2.1mのコイ竿を用意して釣り始めます。あぐりとあぐり姉は今日は見学モード。チビたちが池に落っこちないように監視役です。
　しかし、釣れない。というよりアタリがほとんどありません。子供達には、なるべく頻繁にエサを点検させて打ち返すようにします。そうしないと、エサがバラケないので魚も寄りません。というより、この狭い池では寄せるまでもなくアタリがないといけないのですが、どうも異常です。係のおじさんに聞いたら「ポンプが壊れちゃってて食いが悪いのよー」とのこと。えー！　水質悪くて魚が食欲なくすほどグロッキーってこと？　それはまずいなあ。

◆やっと釣れたものの……
　このまま魚の顔を見ないで終わらせるわけにはいかない！　でも、ウキにはごーくたまにモゾっとした動きが出るくらい。これはとてもチビたちにはアワセられるはずがありません。よし、木こりが釣らないと魚を見せることもできない、と、気合入れてウキに注目してると、トップがほんの5mmか1cm弱くらいジワっと地味ィに沈みました。すかさず合わせるとギュンと手ごたえ！　よかったー！　一匹釣れたよ。「釣れた釣れた！」とさわいで網ですくって見たら、写真のヘラブナでした。あぐりが「竿持たせてあげて！」と言ったので渡そうとしたら鈎がはずれて魚がタモに落ちました。アブネー！　結果的にこれが本日唯一の釣果となってしまったので、チビちゃんに竿を持たせて引きを味わわせてあげられなかったのがなんとも残念です。「さわってごらん」とタモを差し出したら姉妹ふたりでこわごわ触ってました。「もうこれ死んでる？」「まだ生きてるよ」「でもうごかないよ」ってつついたとたんにヘラが跳ねたら「おー！」って。ちょっと感動してもらえたかなあ。

　チビっ子たちが釣るには、ウキを消しこんでムコウ合わせでかかるようでないと無理ですが、今日の状況では望むべくもありません。１時間で上がりとしました。うーん。弁天F.C.の雑魚池ほうがよかったかなあ。ちょっと後悔。
　でもまあ、子供達はそんなにガッカリした様子はありません。後に遊園地と動物園が待ってるしね(^^;　大事にビクに入れてあったヘラにバイバイして、納竿です。
　木こりたちがいた１時間の間、マイ竿持参の大人はごくたまに釣ってましたが、貸し竿でやってる親子連れなんかはほとんどボウズのようでした。状況悪すきます。行ってみようかと思われる方は、事前に管理事務所に電話して「ポンプ直ったかー？」と確認してからのほうがいいですよ。

◆ピクニックと遊園地・動物園で満足！
　芝生の広場にレジャーシート広げてお弁当タイム。そのあと、木こりが駐車場に釣具を置きに行って戻ってきたら、一行はメリーゴランドに並んでるところでした。いやあ、今日は乗り物のほうもすごい混雑。近場で安いので「午後からちょっと行くか」みたいにして来る家族連れが多いのでしょう。木こりは、あぐりからデジカメとビデオカメラを受け取って、カメラ係と化しました。 子供ができて遊園地連れてきたら、お父さんはこんな感じなんだろうなあ、と、ちょっと新鮮な気分を味わいました。もう、ビデオ撮りまくりの写真撮りまくりです。

　あらかわ遊園は乗り物だけでなく、ちょっとした動物園もあって、ミーアキャットとかカンガルーなんかも見られます。また、ポニーに乗れたり、ヤギやヒツジ、モルモットに触れたりといろんなコーナーがあるので子供達は飽きません。

　チビっ子たちは「面白かった！」と言ってご機嫌で帰ってくれました。「釣れなかったときの逃げ道」がこれほど有効に機能した釣りは初めてです。これも満足の「あそび釣り」の一日ということで(^o^;

あぐり

釣りはシブカッタけど、久しぶりのピクニックは楽しかった！