横十間川のハゼ釣り

日 時

2002年8月中旬(12:30〜15:00) 晴れ後曇り 

場 所

横十間川(東京都)

釣 果

ハゼ(5〜10cm)×25

釣行記

おつまみ調達自転車釣行
 お盆休みの最中、帰省先から木こりが先に帰京してあぐりはまだ実家にいます。ひさしぶりに独身生活の木こりは、午後からちょい釣りで近所の川にビールのつまみを釣りにいきました。下町錦糸町を流れる横十間川にハゼがいい調子でわいています。木こりの家から自転車で20分くらい。途中、上州屋錦糸町店で脈釣り仕掛けとイソメを買ってティアラ江東横の遊歩道に自転車を停めて川底をチェックします。いるいる。小さいのがたくさん見えます。10センチオーバーの姿もあります。よし。ここでやろう。ということで、早速タックルを準備しました。

 今日のタックルは5.3mのズーム機能付き渓流竿に中通しオモリのハゼ用脈釣り仕掛け「ぴくぴく」とか言うやつです。今日は足元にハゼの姿が見えているので、ズームを短くして見釣りをするつもりです。アオイソの尻尾の細いところを付けて第1投、ボチャンと着水するとササっとハゼが寄ってきます。小さいのがいきなりエサに食いつきました。しかし、糸をたるませていたので手元にはプルプル来ません。なるほど、これだけ激しくアタックしててもミチイトを張りぎみにしていないとアタリは出ないわけですね。見釣りは勉強になります。すぐにアワセてまず1匹確保。保冷剤を入れたビニール袋に放り込みます。

 今度は10cmオーバーが居るあたりに投入してみました。すると、ソソソっとエサを見に来ますが食いつきません。小さいのが寄ってくると、すごい勢いで追い払います。ハゼにも縄張り意識があるのでしょうか。エサを投入するとその周囲でハゼ同士の追いかけっこが何度も見られました。エサそっちのけで他の魚を追い払いにかかる。これならもしかするとハゼの「友釣り」が可能なのではないか、などとアホなことを考えながら(さすがに実験はしなかったけど)、見釣りを楽しみました。

これぞ下町の夏休み
 しかし10cmオーバーは絶対に鈎を咥えません。釣れるのはチビばかりです。たまに10cmくらいのが釣れるとダボハゼだったりして、結構難しい釣りです。すっかり夢中になってしまいました。遊歩道は自転車がたくさん通ります。中には「ハゼいる?」なんて声かけてく人もいます。釣り帰りらしいオジさんと話をしたら、朝からやってて50匹くらい釣ったということでした。「帰って、これをつまみにビールを飲むのが楽しみでね」と嬉しそうに帰っていきました。誰の気持ちも変わらないもので(^o^; 東京の下町のお盆休みだなー。

 今回もカニが何匹か釣れました。それから、釣れはしませんでしたが、テナガエビの姿を1匹だけ見ました。長い両手をひろげてふわふわと物陰にもぐりこんでいきました。横十間川にテナガエビがいるんですね。知らなかった。狙って釣るほどいるかどうかはわかりませんが、来年はテナガエビもやってみようかな。

 3時ごろまでやって、なんとか食べられるサイズのやつを25匹ほど揃えて、家路につきました。帰宅して 風呂につかると両腕がヒリヒリ。腕には時計の跡がくっきりです。あー、夏だなー、となんだか嬉しくなりました。発泡酒は冷蔵庫でキンキンに冷えています。まだ半分くらいは生きているハゼをサバきます。小さいのが多いので、ウロコを簡単に引いて、頭を落として、メゴチのように笹開きにして内蔵をきれいに取ります。片栗粉をまぶして油で香ばしく2度揚げすると、カリカリの唐揚げの出来上がりです。

 発泡酒ぐびぐび、プハー! ハゼかりかり! 花火ドンドーン! これぞ東京下町の正しい夏休みだな!