男鹿川のウグイ釣り

日 時

2002年5月上旬 晴れ

場 所

五十里湖上流の男鹿川(栃木県)

釣 果

ウグイ(ハヤ)7〜24cm十数匹

釣行記

初めての男鹿川本流
 栃木県北への1泊旅行で、鬼怒川支流の次に木こりとあぐりがやってきたのは、五十里湖上流の男鹿川です。五十里湖本湖でも竿を出してみたのですが、アタリなしで早々に撤退。バックウォーターの堰堤下のプールでは30〜40cmくらいの大きな魚影がたくさん見えたのですが、足場が高すぎて掛けても細糸では取り込めそうになく、断念。結局、湖からやや上流の開けた川原で遊ぶことにしました。

 木こりのホームグラウンドの渓と違って広々として、竿を振りやすい場所です。30cmオーバーの大きな魚影が淵で上流を向いているのが見えました。10〜20cmクラスの走る姿も見て取れます。まずは木こりがブドウ虫のエサ釣り、あぐりはルアーで釣り開始です。

 しかし、ブドウ虫に食いつくのは10cm級のチビハヤ君だけです。もちろんルアーには反応ありません。しばらくねばった後、木こりは川虫を採ることにしました。瀬にある漬物石くらいの石の下流にランディングネットをかまえて、足で石をひっくり返したり、がさがさやったりすると、石の裏にいる川虫がネットに入ります。 あまりたくさんはいなかったのですが、カメチョロ虫やクロカワ虫がいくつかとれました。写真はクロカワ君です。長野や新潟のほうではクロカワ君(ザザ虫)を佃煮か何かで食べるという話ですね。

 川虫を採っていると、ときおりハゼのような魚が網に入ります。ゴリとかヨシノボリとかの類でしょう。これも味噌汁に入れるとウマいという話を聞いたことがあります。が、今回はリリースしました。

 川虫を持ってポイントの淵に戻って、二人でエサ釣り。川虫はちょっと、というあぐりはブドウ虫、木こりは川虫を流します。淵尻には30センチオーバーの大物が定位しているのが見えます。それより小型のものもエサを探してうろちょろしている姿が見えます。やはり川虫はブドウ虫より成績がよく、木こりの竿には10cm級から20cmオーバーのウグイがぽつぽつ来ます。淵尻に定位の大物君は釣り人のエサには見向きもしません。たぶんウグイだと思うのですが、ウグイでも大きいのはスレてますね。そのうち、ついにあぐりのブドウ虫にも20cmオーバーのウグイが来ました。大事にネットで取って記念撮影です。銀色にピカピカ光る魚体にオレンジのラインが美しい魚でした。

 旅行から戻って、小型クーラーにはイワナとヤマメとそれから地元のおじさんが「このへんのは水がきれいだからうまいよ」と言っていたウグイ(ハヤ)も試しに1匹だけキープ。塩焼きにしてみましたが、ウグイもまあ食べられます。が、やはり味はイワナ>ヤマメ>ウグイという順でした。