ボラは食えるか?

日 時

2001年10月中旬の休日 晴れ

場 所

家の近所(東京都)

絵日記

今日は釣行記じゃなくて
 今日、きこりとあぐりは天気がいいので釣り……じゃなくて釣具屋に自転車で行きました。仕掛け類の補充です。釣具屋に行くのも釣りの楽しみのひとつ。小学生のころ、修学旅行なんかのとき、教頭先生あたりが「家に帰るまでが修学旅行ですよ」みたいな訓話をたれることがよくありますよね。そんな感じで言えば、「釣り具屋に行くのも釣りのうちですよ」ってところでしょうか。釣りは、釣りの本を読んだりwebで情報収集したり、仕掛け買いに出かけたりするところからもう始まってて、実際に釣りに行って帰ってきて、その晩刺身天麩羅食べて干物作って翌日一夜干を焼いて食うところまでのすべての過程を「釣り」と呼ぶ。
 そう考えれば、もう釣り具屋行きもワクワクですね。こまごまとしたものが雑然と並べられているというのは、一種独特の「醜の美」があります。今日の主な目的は「ボウズのがれ」の調達です。ところがこれがなかなかなくて、2軒目でやっとLサイズだけ見つけて、この際3つ買っちゃいました。そのほか、このあいだアナゴ相手に健闘してくれたブラクリ仕掛けや、今度やってみたいと思っているカニ網なんかも買いました。

スーパーでボラ発見!
 その帰り、スーパーに寄ったら鮮魚売り場になんと「ぼら」の刺身が売られていました。先週、波崎港で嫌ってほどリリースしてきたボラですが、半身が大葉に乗ってわさびの小袋まで添えられています。どう見ても刺身用。ボラを食べるって話は聞いたことがなかったのですが、こうやってスーパーで売ってるということは、わざわざお金を出して買っていく人がいるということです。しかも産地は「東京湾」と書いてある。ボラって「からすみ」にするだけじゃなくて、刺身で食べられるの?! ってことで、さっそく試食のために1パック280円也を買ってみました。「はずれ」だといけないのでいちおうカンパチの刺身500円也も買って帰りました。
 試食なので、半分は普通の刺身、もう半分は湯引きにして酢味噌あえ、というラインナップ。食べてみるとなかなかイケます。カンパチと比べても、まあカンパチのほうが多少ウエかな、くらいの差しかありません。刺身と湯引きでは、あぐりは湯引きのほうがいいと言っていますが、木こりは普通の刺身に酢味噌付けたのがウマいと思いました。
 次回の釣りから、ある程度以上の大きさのボラは「なんだボラか」とポイせずに、喜んで持って帰ることにしようと思います。これで獲物がひとつ増えました。あそび釣りがいっそう楽しくなります。よく、堤防で大きなボラが捨てられて干からびているのを見ることがありますが、もったいない話です。
 ボラの食べ方についてwebで調べていたら、こんなページを見つけました。ぜひ見てみてください。

あぐり

やられた! ボラ逃がすんじゃなかった。今度は釣ったら食べてやる!