近所でちょい釣りも意外に楽しい!

日 時

2001年9月下旬の土曜(11:00am〜13:00am) 晴れ 風なし

場 所

横十間川(東京都江東区)

釣 果

ハゼ(4〜10cm)×23

釣行記

自転車釣行
 土曜なのにあぐりは休日出勤。木こりはヒマなので自転車で近所にちょい釣りに行くことにしました。上州屋錦糸町店でハゼ用のミャク釣り仕掛けとイソメを買って、横十間川でハゼ釣りです。以前、あぐりと二人で猿江恩賜公園のあたりを散歩したときに、横十間川の川沿いの遊歩道の水辺デッキから川をのぞいたらハゼがいっぱいいて、今度釣りに来ようと思っていたのです。
 ティアラ江東を過ぎて小名木川との出会い。川が十字路状になっていてそのうえにスクランブル歩道橋が掛かっている珍しい景観でした。ただ、川をのぞきこんでもハゼの姿は見えず、嫌な予感が。ともかくノベ竿(渓流竿)に仕掛けをセットして「ヘチ占い」。……反応なし。周りの釣り人も全然釣れてる気配がありません。何投目かであがってきたのはカニでした。
 ハサミでしっかりイソメをつかんでいて仕掛けを振ってもなかなか放しません。ザリガニ釣りみたい。なんていうカニだろう。食えるのかな? よくわからないので、ともかくリリース。その後も、釣れるのはカニばかり……。こりゃ移動だな。
 荷物をたたんで自転車に乗って、遊歩道をちょこっと北へ。そうしたらちょうど釣り人がチビハゼを釣り上げてるところに出くわしました。お、ここは釣れる! 少し離れたところ、大島橋を南にはずした足場の高い場所で釣り再開。まさに「マイカー横付け」の釣り場です。

好場所発見!
 ヘチよりにはハゼの姿は見えません。ボラの子がたくさん泳いでいて、水中で銀鱗をキラキラさせてエサでも取っている様子。ときどき派手にジャンプもしています。ちょっと沖目の水深1.5〜2mくらいのところに仕掛けを落とすと、すぐにブルブルっと強いアタリ。そのままハリ掛かりして横に走り出しました。繊細な渓流竿がきゅんきゅんしなる。一瞬ボラがかかったのかと思ったら、上げてみたら10センチくらいのハゼでした。ハゼも横走りするんだ(^_^;
 その後は5センチ前後のチビハゼがちょこちょこ釣れました。アタリはほとんど投入直後のみ。置いておくとすぐカニにやられます。サビいてもアタリなし。新鮮なエサを、動くように2センチくらいのたらしで付けて、投入してすぐにブルブルっときたら少し送り込んで聞きあわせる、反応がなかったらすぐ打ち込み直す、というパターンで20匹あまり釣りました。周囲の釣り人はだいたいリール竿かのべ竿のウキ釣りかのどちらかでしたが、木こりがいちばん釣れてたんじゃないかと思います。やっぱりチビハゼはのべ竿で、小さな中通しオモリのミャク釣りが一番。ビニール袋に保冷材を入れて持ってきたので、魚はその中にポイポイ入れます。家に帰っても、何匹かは生きてました。

最高の「あそび釣り」
 ここは、お台場行きの水上バスも通る運河です。低いデッキの隅の岸壁ぎわで釣ってた人は、水上バスの引き波が岸壁にぶつかった戻り波かぶって「うわ!」つってました。今度来るときも、あそこで釣るのはやめとこう(^^;
 遊歩道は散歩やジョギング、サイクリングの人たちがたくさん通ります。犬を連れた人も通ります。小さな子供が珍しそうにじっと見てたりとギャラリーが多いので、釣れると「すごーい!」とか言ってもらえますが釣れないとサビしい思いをしそう。
 帰宅して、あぐりに「今夜はハゼ天」というメールを送って、チビハゼ君たちをていねいに背開きにして冷蔵庫へ。夜、帰宅したあぐりがてんぷらに揚げて、塩とレモン汁をかけて食べました。めちゃウマです。近所でちょい釣りしてビールのつまみができるなんて、最高だなあ。これこそ「遊び釣り」の真髄です。