アイナメかと思ったら小ダイ

日 時

2001年9月中旬の平日(5:30am〜11:00am) 晴れ

場 所

鹿島港ポートラジオ(茨城県)

釣 果

タイ(15cm)×7、カレイ(15cm)×1、メジナ(12cm)×1

釣行記

ポートラジオ(あそび釣り的)ポイントガイド
 2、3日前からあぐりが実家の家族と旅行に行ってるので、今日は木こりの単独釣行です。早朝、鹿島に着いていつもいくツリエサの「サンペイ」に行ったのですが、平日は朝やってないようで閉まってました。HPを見たことがある「鹿島つりエサセンター」をカーナビで検索してそっちに回って、青物ねらいのアミブロックひとつ、ちょっと早いかもしれないけどアイナメ、カレイねらいの赤イソメ、青イソメをそれぞれ1パックずつ買い、迷わずポートラジオへ突入。
 鹿島は久しぶりですが、ポートラジオは車横付けできるのと、公共埠頭よりのんびりした感じがあるので、好きなのです。数年前から秋を中心に来ています。ポートラジオには平日は頻繁にタグボートやその他の船が接岸するので、中央水路側は釣りにくいことが多いのですが、木こりの定位置は住金寄りの角(地図D)のところです。角付近は船が着くことがありませんのでここがいちばんのんびりできます。
 右の地図でBのところはタグボートから人が乗り降りするポイントです。人の乗り降りだけのときは船が舳先だけ着けるので、Cでの釣りにはほとんど影響ありません。ただ、それ以外の作業船が来るとCに横付けになるので、あたりの釣り人はみんな竿を上げて移動しないといけません。Aの角にはテトラが入っていて、ここでもアイナメやクジメを釣ったことがあります。Aはいつも中央水路向きに投げてる人が入っているので、人気ポイントなのでしょう。ここも船は接岸しません。またポートラジオ前の小突堤にはルアーマンが入ってることが多いようです。釣れるのかなあ……
 AからDにかけては中央水路側に投げてカレイが釣れます。ときどき、すごい勢いで竿先ばたばたさせてそのまま仕掛け切ってくやつがいるので、スズキか青物の大型(切ってくのはフグだったりして?(^^;)がイソメさらってくこともあるのでしょう。タコなんかも釣ったことあります。DからFにかけては黒鯛狙いの人がよく入ってます。こちら側は船は着きません。
 Gは通称「住金横」と呼ばれるカレイ等の有名ポイントで、たしかによく釣れますが、ここもけっこう船が着きますので、たびたびどかないといけなくなります。一度、「潜水作業しますんで竿あげてくださーい。すぐ終わりますから」って言われたことがありました海底でがさごそやられたら、後は釣りになりません(^^; 最近車止めができて車で入れなくなったとどこかで読んだのですが、たしかに車止めはできてるけど、岸壁まで車で入ってる人いるぞ。どこから入ったのだろう、きっと裏技があるんでしょうね。

妙なアタリに振りまわされて
 で、車で橋をわたってポートラジオの建物を回り込んで、見ると、平日だというのに結構な数の釣り人が来ています。やっぱり今年は青物の当たり年だから釣り人が多いのかな。Aのカドはもちろん、入りたかったDの角にもすでに3、4人並んでいます。カゴを投げてる人ありダンゴ釣りあり。そこで住金側水路に寄ったEに入ることにしました。こっち側は誰もいません。Cのほうも誰もいなかったのですが、平日なので多分船が来るだろうと思って敬遠しました。Eにはまるでゴミためのようにビニール袋に入ったゴミが山になって捨ててあります。みんな車で来てるんだから、ゴミ袋ひとつ持って帰るくらい、どうってことないでしょ? それくらいのマナーは守りたいものです。どんなベテラン釣師だろうと釣り名人だろうと、釣り場にゴミを置いて帰るような人は尊敬できません。
 さっそくボートロッド(キス竿)だけ出して、ヘチ占い。1投目からゴツゴツッ!っと強いアタリ。お、アイナメいるいる(と思ったのが大間違いだったのですが)。車から釣りバッグやクラーやら持ってきて、落ち着くことにしました。以前、このへんで秋に25cmくらいの結構なサイズのアイナメを立て続けに釣ったことがあるので、よし、今日もまずはアイナメでボウズのがれしようと決めました。仕掛けはブラクリパワーショットの6号ピンク、エサは赤イソメです。エサ着けてヘチぎりぎりをゆらゆらと落とす。着底すると即座にゴツゴツ。少し送り込んで聞き合わせる。手応えなし。竿を上げてみる。エサはきれいになくなっている。これの繰り返し。エサは確実にかじっている。それでもかからない。よっぽど小さいのかなあ。それにアイナメにしてはアタリが元気よすぎるかも……
 そうこうしているうちに、突如、目の前の水面にワカシの群れが! 数匹のワカシがナブラを作っています。あ! アタリに夢中になってて青物狙いの竿出してない! あわててナブラの向こうにブラクリをキャストして引いてみたけど、やっぱり反応なし(^o^; またたくまにワカシちゃんたちは去っていきました。サビキ出さなきゃ! ってことで磯竿出してサビキしかけを準備、まだ解けてないアミをがりがりひっかきながらカゴに詰めて投入。いきなりびくびく来て、小メジナがかかりました。オカズにはちょっとちっちゃいなあ。でもまあ、いちおうキープ。それから投入するたびに堤防の足元から小魚の群れがわーっと集まってきます。何匹かはサビキにかかりましたが、5センチくらいのイサキの子でした。さすがにこれは食えない。結局その後もワカシのチャンスはついに再びめぐってはきませんでした。

小鯛の入れパクで満足!
 サビキは置き竿にして、またボート竿でヘチ狙い続行。アタリは連続するものの、でも全然かからない。十分送り込んだり、逆に早合わせしたり、ブラクリを換えてみたり、エサを青イソにしたりいろいろやったのですが、全然だめ。青イソメではアタリもありません。やめたやめた! って感じで荷物たたんで、Cに移動。ここは三脚立てちゃうと船が来たときめんどくさいから、またとりあえずヘチ占い。そうしたらまた1投目からゴツゴツっと来て、送り込んでアワセたら手元にぶるぶるぶるっと手応え! やぁっときたぁ! あれ、なんか赤い魚。お! タイだ! 15cmくらいで小さいけど。そうか。あのアタリはタイだったのか。じゃあ、アイナメ針じゃだめだ。
 キス用の片テンビンしかけに換えて、オモリは5号、エサは赤イソ。これが正解でした。足元でも、数メートルちょい投げしても、アタリは必ずありました。ちょこちょこ乗って飽きずに10数匹釣れました。15cm以下はリリースして7尾キープ。手のひらサイズのカレイも1尾混じりました。
 昼前に赤イソがなくなったので切り上げて、帰宅。あぐりから連絡があって、夕食に「峠の釜飯」を買ったとのこと。お父さんお母さんと妹も一緒にうちに寄るというので、小鯛と小メジナをさばいて湯引きと、残った鯛のアラで潮汁を作って、晩は釜飯と一緒にみんなで楽しみました。潮汁は鯛のダシがよく出てて好評でした。

クーラーボックス(^^;
 ところで、このあいだイナダを釣って「買うぞ」ってことになったおニューの16リットルのクーラーボックスを持って行ったのですが、そういうときに限ってこういう小物釣り。小さいほうで十分だった……