初めての青物!網代のボート釣り

日 時

2001年8月下旬の平日(7:30am〜14:00am) 晴れ 東寄りの風

場 所

網代(静岡県)

釣 果

イナダ(45cm)×1、ソウダガツオ(30cm)×3、カワハギ(17cm)×1、アジ(17cm)×1、シロギス(15cm)×1、その他ハゼ、ネンブツダイ、トラギスなど

釣行記

川奈から網代に転進
 きこりとあぐりは1泊の予定で伊豆に行きました。午前3:30東京を出て午前6時半すぎに伊東港のエサ屋に到着。船酔いに弱い木こりは前日の晩に酔い止め薬を1錠飲んできたのですが、そのせいで眠くてしょうがありません。何かの本でで酔い止めは前日の晩に飲んで、ボートに乗る直前にもう1錠飲むとばっちり効くと読んでいたのです。
 伊東港は東の風がビュービュー吹いています。川奈港の小川ボートに予約を入れておいたのだけど、ちょっとキビしいかなあ。小川ボートさんに電話。「今、伊東にいるんですけど、風、強いですね」「うーん」「今日はやめといたほうがいいですかね」「うーん」と、おやじさんウナるばかり。予約キャンセルして、東風には強そうな西伊豆木負港のボート屋に電話して様子を聞いたのですが、風波は問題ないものの、釣果のほうはどうもむにゃむにゃした答えで、なんだかあまり期待できそうにない。そこで網代港の利一丸に電話。「伊東は風強いんですけど、そっちはボート出せますか?」「大丈夫ですよ。ボート出てますよ」との答え。「カワハギ釣れてますか?」「カワハギはまだだけど、近場で回遊魚なんか皆さん釣って来られますよ」ということで、網代に引き返すことにしました。エサは二人分でアミブロック2個と青イソメを購入。クーラーバックスの中には冷凍オキアミ付けエサとアサリもしのばせてあります。

網代のイケスまわりで
 網代に戻ると、うそのように風が弱い。伊東と網代でこんなに違うんだ。国道沿いのパチンコ屋のそばに車を置いて上船手続き、え!5000円もするの?! このへんならそんなものなのかな。ポイントを詳しく聞いて、7:30くらいにボートを漕ぎ出しました。5分ほど漕いでイケスに到着。先着のボートはみんなイケスに係留してるけど、これっていけないんじゃないのかなあ。一応少し離れたところにアンカーを下ろすと、着底までずいぶん時間がかかる。網代は初めてだけど、深いんだな。
 早速サビキの準備。しかけを入れる。糸の色で見ると水深24mくらい。コマセを振る間もなくいきなりぶるぶるとアタリで17センチくらいのアジがかかって、簡単にボウズのがれ、しかも塩焼きサイズで今夜のオカズ確保! そしたら今度はあぐりが「なになにこれ! リールが巻けない!」とおおさわぎしてる。見ると、あぐりのサビキの道糸が左右にものすごく走ってる。サメでも掛かったのかと思ったら、しかけめちゃくちゃにして上がってきたのは30センチくらいのソウダガツオでした。オモリもなくなるほどの大暴れ、これが青物の横走りってやつですね。あぐりはもう大興奮。さっきのアジが急に色あせてしまいました。8リットルの小型クーラにやっと入る大きさでした。
 これは大きいのがいるぞ! ってことで、サビキも太いのにして、ハリにはオキアミやらアサリやらもつけて欲張った釣り。木こりの竿にもソウダやカワハギがかかりました。カワハギはやっぱりアサリに食っています。あぐりも何度かソウダをかけますが、バラしも多くてシカケとオモリがどんどんなくなります。しまいにはサビキ仕掛けを使い切ってカワハギ用の胴ヅキまで動員して釣りました。ひとしきり遊んで、今度は大物ねらい、と思ってサビキを置竿にして生きエサ仕掛けを準備してたら、あぐりが「竿が落ちる!」 あわてて見ると、竿がまっさかさまに海に突っ込んでいて、かろうじてリールがオールの手元とボートの間に引っかかってる状態でした。「うわ!」つってあわてて取り上げたら、もー、リールが巻けないほどの引きで、ボート竿が180度曲がって折れるかと思う強烈な引き。「大きい大きい!」って騒ぎながらしばらくやりとりのあと、やっと水面にあがって来たのをみたらソウダじゃなくて人相の悪いイナダ! あぐりは後で「ひらべったくてヒラメかと思った」といってました。
 折りたたみ式の渓流用タモは、まだたたんだままバッグの中に入っている。あわてて片手でさぐり取り、あぐりに渡して「急いで広げて!」 あぐりから受け取ったタモにイナダの頭だけやっと突っ込ませてボートに上げました。タモはボート釣りのときいつも持ってはいるのですが、実は使ったのはこれが初めて(^^; タモもっててよかったぁー! 40センチを軽く超えるいいサイズでした。大感激。オキアミに食ってました。
 海でこんな大きな魚釣ったことがない! 今はもうなくなってしまった練馬の釣堀で釣った大鯉に次ぐ大きさです。8リットルのクーラーには入りません。弓なりに魚体をひんまげてやっと押し込みました。「今度大きいクーラー買うぞ!」
 その後、あぐりもソウダを1匹追加しましたが、しばらくして時合が去ったのか、アタリが出なくなりました。青イソつけてキス仕掛けをおろしてみたもののハゼやトラギスがかかるだけ。「移動しよう」と岸よりの浅場でキスねらいに変更しました。移動のとき24mの海底から引き上げるアンカーの重たかったこと!
 浅場に移動して、キス仕掛けに青イソとオキアミを着けて投げたのですが、ちょっといいサイズのキスが1匹かかっただけで、それ以外はめぼしい釣果はありませんでした。ちなみにキスはオキアミに食っていました。

貸し別荘で刺身パーティー
 夜は一碧湖のそばの貸し別荘に泊まりました。部屋専用露天風呂付き、といっても、現物見て笑っちゃうくらいちぃっちゃな露天風呂でした。近くのスーパーに買出しに行ったら、鮮魚売場に「宗田鰹200円」「稲田300円」て、まー、感激した割に地元じゃあ安い魚だったのね(^^; それでも自分で釣ったやつは格別。木こりが長い時間かかって魚をさばいて、あぐりが皮を引いて、イナダとソウダの刺身にカワハギの肝あえ、アジとキスは揚げ物担当のあぐりがから揚げにしました。刺身はイナダよりソウダのほうが脂が乗ってて美味でした。
 翌日は修善寺で鮎釣りを見学したり洋ランパークを見たり、熱海ハーブ園でラベンダーソフトクリームを食べたりして帰ってきました。自宅に戻ってイナダの半身とソウダを焼き魚で食べました。まさに「感動と興奮」の最高の釣り旅になりました。

あぐり

感動した!
すごかった!
もう大騒ぎって感じだったよね。